結構前に紹介記事を書いた「地下に潜む怪人」が人気です。
賢者の石、主人公たちに迫る亡霊たち、カタコンベ。
考察好きにはたまらない、知的好奇心をくすぐる設定がカルト的人気を出しているのかもしれません。
今回は「地下に潜む怪人」を徹底考察していきます!
賢者の石の正体、なぜゼッドが生き残ったのかも考察していますのでぜひ最後まで読んでくださいね!
この記事はこんな方におすすめです。
・地下に潜む怪人を観た方
・亡霊の正体、賢者の石の正体が気になってる方
・恥さらしゼッドが不憫でならない方
地下に潜む歌人の紹介記事はこちら。
紹介動画はこちらになります。
①映画歴25年くらい
②ストシン大好き
③モンスターパニック系大好き
④考察するのが大好き
⑤映画でもアニメでも考察しがいのある作品を探してる
⑥ホラー映画や漫画の考察が1番好きかも
⑦ストレンジャーシングスは考察しがいがある!
⑧仕事は多摩市で鍼灸師
⑨経営13年目で法人一期目の社長
⑩Twitterでおすすめ映画紹介したりしてます。
地下に潜む怪人の考察
賢者の石(フラメルの石)って結局なんだったの?
賢者の石というと昔からいろいろな映画、アニメ、漫画でもでてきますよね。
賢者の石は鉛などの卑金属を金へと変える力があったり、不老不死の薬の元にもなるとも言われています。
「地下に潜む怪人」でもそれは同じでした。
劇中ではニコラス・フラメルが生涯をかけて研究し、ついには生成に成功した幻の秘宝と言われていました。
しかしその実態は石ではなく超常的な人知を超えた力を得られる「場所」「空間」だったのではないかと考えます。
ニコラス・フラメルは実在する?
1330年に生まれ、パリに住んでいた実在の人物です。
出版業を生業としていましたが錬金術にも関係しており、錬金術関係の本もいくつか書いているようです。
また様々な本やゲーム、この映画でもそうですが、賢者の石の生成に成功したという伝説を持っています。
カタコンベ(地下墓地)ってなに?
18世紀後半、フランスは土葬文化なので埋葬する人数が増えすぎてしまったことで異臭や疫病の流行、地下水の汚染などの問題が多発するようになりました。
そこでパリ市内の共同墓地に埋められていた遺骨を使われなくなった採石場跡地に移しました。
それが地下墓地、カタコンベと呼ばれるものです。
地下に出てきた亡霊について
亡霊の前提としては
・罪の意識の具現化
・罪を感じていた者を殺そうとする
・当事者が死ねば亡霊も消える
というのがあります。
罪のない人間、罪を感じない人間はまずいないのであの地下墓地は必ず殺されるまさに死への入り口と言っていいでしょう。
黒電話
黒電話はスカーレットの後悔から出てきたもの。
スカーレットの後悔は父の電話に出ず、悩み苦しんでいた父と話せなかったこと。
電話先で喋っていたのはスカーレットの父親。
ピアノ
地下墓地にあったピアノはジョージの後悔を具現化した物。
ジョージは弟ダニーを死なせたのは自分のせいだと思っていたため、子供の頃ダニーと一緒に弾いていた思い出のピアノが現れました。
ラ・トープ
パピヨンの友人でモグラと呼ばれるほど地下墓地に入り浸っていた人物。
実在の人物のように見えますが亡霊。
スージーを殺したことからスージーの罪が具現化したものと考えられます。
ラ・トープは行方不明になる直前までスージーと一緒にいて、スージーは行方不明の原因を知っていたのではないかと思われます。
燃えていた車と中にいた男
男は事故により死亡したパピヨンの親友です。
その事故はパピヨンが運転していたもので、後部座席に乗っていた親友はそのまま亡くなってしまったようです。
パピヨンの手の火傷の痕はこのときにできたもの。
スカーレットにパピヨンに会えと言った人物も彼。
燃えている車とその中に男がいたのはパピヨンの後悔が具現化したもの。
なお、パピヨンの殺され方がなぜ犬神家の一族みたいだったかは永遠の謎w
水の中の少年
骨だらけの道を歩いていた時、足元の水の中に少年が現れます。
彼はジョージの弟ダニー。
ダニーが溺れているときにジョージは助けを求めに行ったが、道に迷ってしまいダニーは助かりませんでした。
ジョージはダニーが死んだのは自分のせいだと常に考えていました。
その後悔が弟ダニーを具現化し、ダニーの亡霊はジョージを水の中に引きずり込もうとしました。
時々現れる謎の美女
ベンジーのカメラに現れる美女。
ベンジーを殺した女性と街ですれ違ったり地下で歌っていた女性が同一人物かは微妙なところで、似ているようでもあり似ていないようでもあり、意見の分かれるところ。
でも僕は同一人物だと思いますし亡霊と考えます。
ベンジーしか反応していませんし、ベンジーが死んだあとはでてきていませんしね。
女性が赤ちゃんを抱いてベンジーを突き落としていることからベンジーの元カノ、または元奥さんという説が有力です。
ゼッドが生き残った理由
なぜか最後まで生き残ったゼッド。
ゼッドは罪を告白したときに彼女から「あなたの子供よ。」と言われたが違うと言い張ったと言っています。
自分の子供なのに認知しないなんて最低な野郎だなと思われる方もいるかもしれませんが、罪の意識があればそれは具現化し、あの場所では必ず襲われます。
なのにゼッドが襲われる描写はなく、脱出後普通に帰っていきました。
つまり彼の彼女が子供ができたと言っていたけど、それは本当にゼッドの彼女じゃなかった可能性が高いのではないでしょうか?
ゼッドが自分の子供じゃないと言い張っていたのも実は無精子症など子供が作れない事情があったせいかもしれません。
それなら罪の意識になるわけありませんからね。
地下で横たわっていた老人について
偽物の賢者の石があった部屋に老人が横たわっていました。
彼こそがニコラス・フラメルだったのではないでしょうか。
劇中では死んでると言われていましたがあの状態が仮死状態だったのなら、不老不死となったニコラス・フラメルというのもなくはない話だと思いませんか?
劇中で「罪なき者、大地の中で秘密の石を見つける。」という暗号がありました。
スカーレットが最初に手にした石は偽物であり、お宝目当てに忍び込んだ不届き者を殺すためのトラップのスイッチでもありました。
本物の賢者の石はあの部屋自体だったのではないでしょうか?
そう考えるとあの場所にいる限り老いることも死ぬこともないのでニコラス・フラメルはあの部屋で仮死状態で生きていたのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
説明不足な映画なので考察はおもしろいんですがそれでももう少し説明が欲しい映画でした。
後半はジェットコースターのような怒涛の展開なので改めて観るとしっかりいろいろ気を付けて観てみると発見があっておもしろかったです。
地下の最深部にいた黒マント被っていたあいつはいったい何者だったんでしょうね。
あれこそ地下に潜む怪人ってとこなんでしょうが、やつの存在意義がよくわかりません(;´・ω・)
もしやつについてなにか知っている方いたらぜひコメントくださいね!