今回は前回紹介しましたNetflixオリジナル映画「縄の呪い2」の用語解説をしていきます。
ネタバレありの紹介記事はこちらからどうぞ。
この映画で出てくる言葉は造語ではなく、実際に台湾に伝わる儀式だったり、幽霊だったりが登場しています。
少しでも理解しておくとまた違ったおもしろさがあったり作品自体に深みを感じることができるので、この映画に興味がある方、一度観たよという方はぜひ読んでいってくださいね!
ちなみに100倍楽しめるなんてタイトルつけていますが盛ってる感は否めません(爆)
この記事の動画版も作りましたのでよければご視聴ください。
縄の呪い2用語解説
鐘馗(しょうき)
鐘馗(しょうき)とは唐の時代の伝説上の人物。
皇帝がマラリアにかかり夢で悪魔に悩まされているときに夢に現れ、皇帝を救ったという人物です。
鐘馗はもともと高級官吏(偉い役人のことです)になりたくて、試験をトップ合格したのですが、髭面の大男でしかも顔がかなりおっかないということで(どんな理由だ汗)、皇帝が怖がりその称号を取り消されてしまったんです。
鐘馗はなれると思った高級官吏になれなくなり絶望し、その後自殺してしまいます。
皇帝は鐘馗を手厚く葬ることにしました。
その恩を報いるために鐘馗は皇帝、そして国を災いから救うことを誓った、そして誓い通りに皇帝を悪魔から助けたと言います。
それ以来、邪気を払う定番の魔除け人形となったそうです。
本田忠勝、前田利家などの旗や陣羽織にも描かれていたそうで魔除け、厄払いの神様として崇められています。(鐘馗=勝機に掛けていたとかなんとか)
ちなみに愛媛県の松山市には鐘馗寺というお寺があるそうですよ。
送肉粽(ちまきおくり)
送肉粽(ちまき送り)は実際に古くから台湾にある風習。
首つり自殺で死んだ人の魂が怨霊になるのを防ぎ、あの世へ送り出す儀式です。
儀式の最中はいろいろとタブーがあり、映画でも名前を呼んではいけないとか振り向いてはいけないとかありました。
実際の儀式の際にもタブーがあり、やはり儀式の行列に遭遇した際には行列に加わり最後まで参加するのが決まりごとのようです。
そして呪符を浸した水で体をふくというのも大切なことのようです。
椅子娘
縄の呪い2のYouTuberが椅子娘を呼び寄せる動画を撮影していました。
あれをみてコックリさんみたいだなって思った人も多いのではないでしょうか?
椅子娘というのは映画でも言っていましたが、過去に虐待されて亡くなった3歳の女の子の霊です。
なぜ椅子娘と言うのかというと、亡くなった時にも竹椅子に座っていたことからその名前がついたそうです。
なんてかわいそうすぎる話…( ;∀;)
台湾の方ではコックリさんのような感じで占い?をしたりするとか。
まとめ
気になる言葉だけとりあえず解説してみました。
もし他に気になる言葉とかあったらコメントいただけると嬉しいです!