どうもこんにちは、としひろ院長です。
今回はNetflixオリジナル映画のインザトールグラス−狂気の迷路−(ホラー)の感想・考察を書いていきます。
かなり難解な映画だったので頭こんがらがった人も少なくないと思います。
そして僕もこんがらがっています(汗)
あまり深くは考察していませんが思いついたことを書いてみました。
少しでも参考になれたら嬉しいです。
あらすじ
カンザス州の道を車で走る男、カル。
助手席には妊娠中の妹、ベッキーがいた。
道中、つわりによる吐き気が強くなり路肩で吐いてしまう。
容態が落ちつくと目の前の広大な草むらから少年の「助けて」という声が聞こえた。
大人の背丈ほどもある草むらから出られないという少年の声に2人は草むらへ入っていく。
少年を見つけることもできぬまま2人も迷い、そして離れ離れに。
草むらの異様さに気づいたとき、すでに手遅れだった。
ネタバレ感想:結局これ…どういうことよ?
ホラー好きではあるんですがこういうあまりにもぶっとんで理不尽すぎるのは好きじゃないんです。
最も嫌だったのはベッキーの出産と赤ちゃんを…のシーン。
出産はまあなんかわからんでもないけどその後の…のシーンっているんかいな?
だから理不尽なんだろうけど観ていてただ不快なシーン…。
だいたいこういうキューブっぽい映画は誰かしら1人以上が頭狂っていきますね。
そして目が潰される(笑)
悪いところばかりピックアップしていてもしょうがないので良かったところをあげてみますと、最初と途中で教会の前にある車の数が違っていたけどさりげなく何人も飲み込んでいるという演出はグッド!
確か車の台数が増えていたように思うんだけど違ったらごめんなさい。
まあなんやかんやでハッピーエンドのような感じなのでそこはよかったかも。
考察:この3つについて少し考えてみた
・草むら
・黒い岩
・草人間
考察と言えるほど深くはないんですが自分が感じたことをいくつ書いてみます。
草むら
草むらは平行世界と繋がっていて、入った時点ですでに違う世界線に移動しているため草むらの外の世界にはもうひとりの自分がいる。
基本的に声だけは伝わるが肉体は出られない。
この中は時間軸も乱れており外世界よりもゆっくりと時間が過ぎている。
もしかしたらある一定の時間を過ごすとさらに別世界線へ移動している?
(トービンが永遠に繰り返されるって言っていたところから)
黒い岩
モノリスのようなものではあるが結局よくわからず。
昔のホラー映画、イベント・ホライゾンの宇宙の果てのようなもので人間の恐怖や狂気などを具現化するのかな?
触ることで番人のような存在になるが外に出られなくなり、入ってきた者を殺す殺戮マシーンと変えるよう。
草人間
赤ちゃんをなぜ欲しがっていたのか。
原作にはこのあたりの説明あるのかな?
同じ世界線に同じ人間がいることは世界の理から外れてしまうため、世界が生命を淘汰するという演出的な存在?
まあほんとよくわかんない(爆)
まとめ:キューブとイベント・ホライゾンを足して割ってシュタゲのような世界線設定を盛り込んだようなそんな作品
キューブとかイベント・ホライゾンの設定を草むらに置き換えてそこに世界線移動の話とかを盛り込んでなんとなくおもしろそうにおもえるけどやっぱりおもしろくない、そんな映画でした(爆)
あちこちのレビューでおもしろい!って意見もよくみたけど個人的にはあんまりすっきりしなかったし、草むらのシーンしかないような映画なので退屈は退屈で…。
まあ元が短編小説ですから長く引き伸ばすのには無理があるって話。
世界が自分を殺しに来てるって考えるとクローバーフィールド・パラドックスと同じですね。
この映画結局ハッピーエンドだったのかどうかもわからんけどまあ彼氏が別世界線の彼女を助けたということでハッピーエンドだったのかな?
まあネタの1つとして観るくらいがちょうどいい映画ってことで。
個人的評価は星ふたつ!めっちゃ低い(汗)
ていうかこれスティーブン・キング原作かよ!
知らないでみてた…。
このなんとも言えない終わり方が確かにっぽいな(汗)
キング好きな方はぜひ観てみてね。
作品情報
作品名 イン・ザ・トール・グラス−狂気の迷路−
原題 In the Tall Grass
監督 ウィンチェソン・ナタリ
脚本 ウィンチェソン・ナタリ
原作
スティーブン・キング
ジョー・ヒル
制作 スティーブン・ホバン
製作総指揮
ジミー・ミラー
ジョン・レヴィン
キャスト
パトリック・ウィルソン:ロス・フンボルト(咲野俊介)
ライズラ・デ・オリヴェイエラ:ベッキー・デマス(島田愛野)
ハリソン・ギルバートソン:トラヴィス・マッキーン(細谷佳正)
エイヴリー・ホワイテッド:カル・デムス(大隈健太)
レイチェル・ウィルソン:ナタリー・フンボルト(おまたかな)
ヴィル・ビュイエ・Jr:トビン・フンボルト(新田早規)