今回はNetflixの実写版幽遊白書全5話の総評です!
この記事の動画版も作りましたのでこちらもぜひご覧になってくださいね!
実写版幽遊白書は傑作?駄作?X(旧Twitter)にある評価は?
賛否あるものの世界で大ヒット中の幽遊白書ですがみなさん観終わりました?
配信から2週間ほど経ってかなり多くの方が観たんじゃないでしょうか?
Netflixの日本のドラマランキングで1位とってましたし、良い評判も多かったですよね。
実写版 幽遊白書
吾郎ちゃん目当てで期待してた節もあったけど、全くもって思ってた吾郎ちゃんではなく、ちゃんと左京さんだったので、結局完全に稲垣吾郎の虜である。いや、もう、すごく左京さん…好き pic.twitter.com/cXanopN5BN— 僕はジャックのムダな人生です (@akagi0109) December 24, 2023
#幽遊白書 観ました
ほんまに面白すぎる。
ドラマ全体的に激しいアクションエンターテインメント。
全話5話だから展開早いし、マジシリーズ化してもらってもっと見たいと思った。しっかり原作も見れてない部分があるのでそこ見てもう1回実写で振り替えろうかなと思います☾⋆。𖦹 °✩ pic.twitter.com/RFz1q7Qong— わとも (@watomo_12t28) December 18, 2023
幽遊白書実写見てるけど、
めちゃ面白い👏
このアクションシーンは実写ならでは👊しかし、吾郎ちゃんがやる
左京はまり役だな🚬
主要キャストも演技力がみんなあるから、思ったより悪くない#幽遊白書実写— せいじーにー (@SeiGenie2) December 25, 2023
世界では初登場2位、世界85カ国でトップ10入りしてアジア、中東など11カ国で1位アメリカでも2位という成績でした。
あとつい先日発表されたんですが週間グローバルランキングのテレビ・非英語部門で1位を記録しました。
日本、香港、クウェート、フィリピン、カタール、台湾、タイで1位。
世界76の国と地域でトップ10入りとなってました。
関係者の方、本当におめでとうございます。
幽遊白書実写版が良作な4つの理由
じゃあまず全話通しての総評です。
僕はぶっちゃけ良作だったと思います!
ランクでいうならAといったところでしょう。
かなりおもしろかったですよ。
原作愛に溢れてる良い作品でした。
いやいやちょっとまてと。
原作無視の展開だし、コスプレ感も強いしあれでおもしろいの?まじ?あたおかなの?
なんて思う人もいますよね?
確かにそれはあります。
白石聖は大人かわいすぎて制服ちょっと無理あるよなとか蔵馬は実写にすると違和感すごいな、街中でめっちゃ浮くなとかそれは僕も思いました。
でも今回の実写化は間違いなくよくできてます。
100点に近いと言ってもいいかもしれません。
傑作とまではいかないにしてもね。
Aランクの理由①原作に忠実
まず原作を改悪してないのが理由に挙げられます。
いやいや、めっちゃ変わってるよ!全然違うよ!
っていう意見もあります。
実写幽遊白書全話観たけどアクションは悪く無いんだけど端折り方酷すぎて内容ペラペラで原作の台詞言われても台詞に重味感じないし飛影蔵馬ぼたんがコレジャナイ感すごすぎた。
あと最後の戸愚呂戦と100%のビジュアルにOK出したやつ誰やねん…これはねーよ…(;´д`)
垂金権造だけは100点 pic.twitter.com/8dByeJPleJ— ヅャギ (@duxagi) December 21, 2023
飛行機の中でダウンロードしておいた実写幽遊白書を観た。
原作ファンとしては怒りがこみ上げてくるゴミだった💩
幽助の短ランとボンタンのシルエットと質感の酷さ。小さな画面越しにもペラッペラなのが見える。
広く酷評されるだろうから続きはさすがにない事を願う。— サムゴメ9000 (@cad_smgm9000) December 18, 2023
でもね、こんなの改悪に入らないですよ。
いや、逆に、これが改悪だったらカウボーイビバップの実写なんて失禁レベルですよ?下手したらう○こもれるレベル。
だってジェットは昼ドラってるし、フェイはレズになってるし、ビシャスは親の七光りで偉くなってるだけの無能だし、極めつけはジュリアが金と権力でおかしくなるし、アニメの実写化とは言えないものだったんです…。
僕カウボーイビバップ本当に好きなんで、あの改悪はどうしても許せないんですよ(´;ω;`)
だから幽遊白書は話が飛んでるけど別に螢子と雪菜が恋仲ってるわけでもないし、遊助と桑原がアッーな関係ってわけでもないし戸愚呂の性格とか能力がまるで違うとかじゃないしね。
Aランクの理由②うまくまとめた脚本
脚本についても賛否あるけどこれもよくできてますよ。
たった5話だけど原作のイメージをできるだけ崩さないように作られてます。
たった5話、しかも1話あたり50分程度、全話通しても250分です。
その短さでよくキレイにまとめたなと。
幽助が幽霊になるところから始まって、幽助と桑原、幽助と螢子の関係性を描いて、生き返って、剛鬼、蔵馬、飛影との戦いをやって、幻海の元での修行もやって、雪菜も戸愚呂兄弟の死闘まで250分で終わらせたんですよ?
劇場版なら2時間3部作でもおかしくないレベル。
脚本担当の人相当頭捻ったんじゃないかなぁ。
スゴイがんばったと思いますよ。
原作愛を感じられずにはいられませんよ。
Aランクの理由③世界レベルのアクション&VFX
また、今回の実写版で特にすばらしかったのはやはりアクションシーンですね。
ブラボー!(古い)
アクションが良いという声は本当に多くて、日本の実写作品でも海外に負けないレベルの作品が作れることを世界に知らしめたんじゃないかなと。
日本の作品とは思えないくらいスゴイクオリティの高いアクションシーンで、VFXの凄さも今までの日本の作品と比べてもダンチでした、
ほぼ全てのアクションシーンで雑な部分はみられませんでしたし、俳優さんたちの熱演も素晴らしかったです。
印象に残ったアクションシーンは
1話の幽助がトラックに轢かれるシーン、
1話の同級生とのバトル
2話の剛鬼戦
4話の蔵馬対鴉と飛影対武威
5話の戸愚呂兄弟
・・・ってアクションシーン全部でした。
本当によかったんですよね。
とんでもないアクション監督太内貴仁
この幽遊白書のアクションの監督を務めたのは大内貴仁さんという方で、この方はジャッキーにあこがれて大学卒業後に香港に単身渡ったんです。
英語もしゃべれないしコネもつてもないのに、行けばなんとかなるって考えていた…のかわかりませんが、まあとにかく向こうに行ってスタントマンを目指した凄い度胸の持ち主なんですw
で、小さな仕事をこなしながら徐々に認められて行って、今ではドニーイェンにも信頼されるまでになってます。
すごいですよねー。
第2話の剛鬼との戦いのところなんてまさにジャッキー全盛期みたいなアクションシーンでしたよね?
観た方ちょっと感じませんでした?ジャッキーリスペクト。
世界で活躍するVFXスーパーバイザー坂口亮
で、そのアクションをさらに素晴らしいものにしたのがVFXでした。
安っぽいものじゃなく、本物と区別がつかないくらいのレベルのVFXでアクションシーンに派手さを加えて興奮させてくれました。
VFXを手がけたのはスキャンラインVFXというVFX制作を専門とする会社で、この会社の坂口亮というアカデミー科学技術省を受賞したことのある方がスーパーバイザーなんですけど、幽遊白書に関わっています。
この坂口さんは多くのビッグタイトルにも関わっている凄い方なんです。
詳しく知りたい方はググってみてください。ウィキでも見つかりますから。
実写の幽遊白書は世界で活躍するこの2人の力によりハイクオリティな作品に仕上がったんですね。
Aランクの理由④細かい演技
俳優さんたちについても触れておきます。
幽助を演じた北村匠海のアクションもよかったんですが、細かい演技に驚きましたね。
幽助って極悪なヤンキーっていう設定じゃないですか?
だから歩き方とか座り方、立ち方、ラーメンの食べ方もなんでしょうけどほんとヤンキーっぽいんですよね。
スゴイ良い演技でした。
で、幼馴染でヒロインの螢子も良かった。
お顔が綺麗でかわいいだけじゃなく、4話で見せた見張り役のバックをとったあの動きね。
(あれスタントマンだったらごめんなさい)
ああいうのができるのも好印象だし、桑原に蹴られて「いっでぇ!」ってイケボで叫ぶところとか、まじ最高かよ。
まあ年齢的に高校の制服を着るっていうのはやっぱコスプレ感でちゃいましたけどねw
(それはそれで良い(爆))
この2人以外のキャスティングに関しても間違いなくよかったんじゃないかなと。
稲垣吾郎の左京が絶賛されてますよね。
あれは本当にハマりすぎでした。
滝藤の戸愚呂兄もやばかったですけどね。
超不満!足りなかったもの、それは尺
まあ僕もね、それでもイマイチだなと思うところはありましたよ。
それはおそらくみんなが思った部分。
尺のみじかさ
僕は5話でよく作ったと、5話なのにすばらしいといってきました。
これが8話なら、10話構成ならもっとよかったと思わないのか?
愛があるんだったらなんで5話しかないんだと、なんであんな話を飛ばしまくったんだと、そう考える人も当然いますよね。
僕もそう思いましたよ。
そう思うに決まってるじゃないですか!
四聖獣の朱雀との戦いまでやって、最後に暗黒武術会編をやるかもねーみたいに匂わすくらいがちょうどよかったんじゃないかなと。
5話だからあまりに詰め込み過ぎて幻海の修行もよくわかんないうちに終わったし、師弟関係が希薄だったし、すぐに霊光玉もらうしね。
原作知らない人はなんで霊光波動拳継承されたのかわからない人もいたんじゃないですかね?主人公だから?継承された?みたいな。
結局この短さが感情移入を妨げて、感動的なシーンも弱くさせてしまっているんです。
最終話のレビューでも泣くに泣けない、イクにイケないみたいな最終話だったとお話しました。
もう全て5話という短さが悔しい。憎い。
サンクチュアリみたいに8話あればもう少し濃密な幽遊白書が作れたのではないかと、思うワケです。
仮に10話構成ならたぶん神作でしたね。文句なしのSランク。
まとめ
という感じで、ほぼほぼ絶賛という総評となりました。
全て肯定的に捉えていると、ネットフリックスのまわしもんかと思われちゃいそう…ってことはないね、はい。
賛否はあるけどあーでもないこーでもないと意見がいっぱいでているのは、それはそれで良いことですよね。
だってみんな観たわけだから。
願わくばより予算が増えた状態でシーズン2を制作してくれたら嬉しいですね!
次回は幽遊白書がなぜたった5話だったのかをワンピース実写と比較してお話していきます。
興味ある方はぜひまた読みに来てくださいね!