今回作品の内容(ネタバレ)に少し触れています。ご理解の上お読みください。
以前から待ちに待っていたクワイエット・プレイス:DAY 1がついに公開!
なんとか公開日当日に観に行くことができました!
今回の記事を動画にしていますのでこちらもぜひご覧ください。
いやー、完全に予想外の作品でしたね。
まさかおばあちゃんが号泣するとは…。
おばあちゃんについてはあとでお話ししますね。
※ちな、作品とは関係ありません
今回はネタバレなしでクワイエット・プレイス:DAY 1の魅力をたっぷり伝えていこうと思います。
この映画はまじで映画館で観た方がいいです。
できたら爆音、極音上映しているところで観た方がいいです。
僕が観た映画館はちょっと怨霊が小さかった…。
クワイエット・プレイス:DAY 1あらすじ
主人公サムは余命宣告を受けている末期がん患者で、ホスピス住宅に住んでいる黒人女性。
ある日、施設のみんなでニューヨークに劇をみに行くことになり、サムは乗り気ではなかったものの思い出のピザ屋にいけるということで一緒についていくことに。
劇が終わりピザを食べにいこうとすると、介護人が異変が起きているから急いで帰ろうと言い出す。
サムはどうしてもそのピザ屋に行きたいと言うのだが、願いはかなえられず、仕方なくバスに乗り込む。
バスが出発してすぐにサムは異変に気付く。
なぜかバスに乗っている全員がバス後方に行き、空を見上げている。
サムも何事かと空を見てみるとそこには無数の隕球が地球に降り注いでいた。
ニューヨークにもいくつも隕石が落ちてきて、街はパニックに陥る。
しかし本当の恐怖は隕石ではなく、隕石と共に地球に来た怪物。
怪物たちは超聴力を持ち怪力を持つ。
人々は怪物の恐怖におびえながらマンハッタンからの脱出を試みる。
クワイエット・プレイス:DAY 1感想
怪物デスエンジェルが集団で襲い掛かる恐怖
まず怪物デスエンジェルが地球に降り立った1日目ということでそのパニックの描写は素晴らしいものがありました。
シリーズ1作目からあれが数匹じゃないのはわかっていましたが今作、ヤツがわんさかいて人々が襲われまくるところはもう絶望しかない。
トレーラーにもありましたけど上から何匹も降ってくるところは見応えばっちりでしたね。
それに1日目ということでまだ人々の危機感が薄いところもよく描かれていて、これは凄く良かったです。
全員で移動すれば大丈夫だろう、怪物はきっと政府がなんとかするだろうみたいなのがもろに行動に現れていて、結果音でまくりですぐ襲われるんです。
こういう細かい演出ホント好き。
限られた命、あなたはどう生きる?
でも今作、怖さよりも違う部分が強く出ていて、僕の予想外の展開をみせました。
個人的には良い意味で裏切られました。
それは今作がただのモンスターパニックホラー映画じゃなかったってことです
実は今作、ヒューマンドラマ色が強いんです。
今までのシリーズは家族愛に焦点が当てられていたけどかなりホラーよりでした。
しかし今作は主人公サムが末期がん患者、しかも余命いくばくもないくらい酷い状態ということで観客の死生観を問うようなストーリーとなっていたんです。
どうあがいても死はすぐそこにあるんです。
ガンで死ぬか、怪物に襲われて死ぬかの2択になっていて、サムは絶望的なニューヨークの中で必死に生きるんです。
がんが良くなるとか手術をうけられるとかそういう希望はもちろんない。
体の激痛が辛すぎて動くこともできなくなる。
いっそ死んだ方がマシとも思えてしまうような体なんです。
でも生きるんです。
サムは怪物に襲われて死ぬということは望んでいないんです。
彼女の中にある希望は昔、家族で行った想い出のピザ屋。
死ぬ前にそこのピザを食べることが彼女の生きる意味なんですね。
周りから見たら大したことじゃないかもしれない。
けど本人にとっては怪物に襲われる危険性よりもそっちの方が重要で、ここを諦めたらきっと後悔を抱いて死ぬことになる。
命の残り時間が少ないからこそ何を優先すべきなのか。
人生の残り時間がどれくらいあるかわからない中でなにを優先していくべきなのか。
とても考えさせられたし、結末には本当に感動させられました。
めちゃくちゃ心に響きました。
もう少しホラー要素強くしても良いよ
不満を上げるとすると、ホラー度合いがもうちょっとあってもよかったなとは思います。
今までのシリーズにあった無音演出が今回はなかったので、そのあたりもちょっとがっかりしました。
まあ予想はできましたけどね。
リーガンでてないし。
クワイエット・プレイスシリーズの次回作はありそう?
3は既に制作されている?みたいな情報もありますし、ゲームもでるようですし、近いうちになにかしら発表はされるんじゃないでしょうか。
さすがにここまでシリーズ続いててファイナル作りませんってことはないでしょう。
今作が大ヒットしてくれたらその可能性はグンとあがると思うので、ぜひ激情に観に行きましょう!
まとめ
はい、というわけでクワイエットプレイスデイワンのネタバレなし最速レビューでした。
冒頭で話したおばあちゃんの話をここで。
僕がみた時間はお昼だったんであんまり観客も多くなくて、たぶん20人くらいしか入ってなかったと思います。
まあだいたいここはそれくらいしか入らないし、もっと少ない時もざらなんですけどね。
で、僕の右後方に70半ばくらいのおばあちゃんがいたんですよ。
その人が怪物がうつるたびに小声で
いたぞ~いたぞ~
とかいうんですw
他のシーンでも緊張感が高まってくるとなんか小声でつぶやいてて、もうなんかそれがかわいくてほっこりしちゃいましたw
終わってからちらっとその人見たら感動してたみたいで泣いてましたw
おばあちゃんも感涙してしまうほど満足度の高い作品になっていましたので、クワイエットプレイスシリーズをみたことある人も、まだ観ていないけど今作が気になるって方はぜひ劇場でご覧になってみてください。