今回はかなり新し目の韓国ホラー オクス駅お化け という映画をご紹介します。
普段韓国ホラーはあまり観ないんですが、今作は高橋洋と白石晃士が関わっているため、これは期待できると思って観てみました。
結果、正解でした。
おもしろかった!
だけどあともうちょっとって感じ。
物足りなさもあったのは否めませんでした。
そんなオクス駅お化けを今回はネタバレなしで紹介と感想をお話ししていきます。
オクス駅お化け概要
オクス駅お化けの原作は韓国の大手ポータルサイト”ネイバー”にアップされたウェブトゥーンミステリー、ホ・ラン作のホラー漫画『オクス駅お化け』です。
ウェブトゥーンは簡単に言えば縦読み漫画のこと。
この漫画、2011年に発表されて、10点満点中平均9.84点という高得点を叩き出し、さらに1億ページビューを記録したとんでもない作品なんです。
韓国ソウルに実在するオクス駅を舞台に、webニュース会社に勤める女性記者が駅にまつわる怪奇現象に遭遇し、オクス駅の過去を調べていくうちに恐るべき真相に突き当たる、という作品なんです。
ただし映画で使われた原作部分は、駅のホームで踊っているように見える女性が実はお化けだった?という冒頭だけ。
ほぼほぼオリジナル作品と言っていいものになっています。
すでに観た方はわかると思いますが高橋洋が関わっているからなのか、原作者がファンだったのかはよくわかりませんが、リングによく似ています。
オクス駅お化けキャスト
パク・ナヨン:キム・ボラ(小松未可子)
チェ・ウウォン:キム・ジェヒョン(斉藤壮馬)
テヒ:シン・ソユル(葛原詩織)
モ社長:キム・スジン(浅野まゆみ)
スンジュン:オ・ジンソク(白石兼斗)
湯灌師ヨム・スプサ:キム・ガンイル(咲野俊介)
テホ:パク・チェハン
運転士:キム・グァンヒョン
オクス駅お化けあらすじ
物語は主人公の女性記者ナヨンの取材のミスから始まる。
駅にいた一般人を女性と思って写真を撮って掲載したら男性だったことが判明し、5,000万円相当の示談金を求められてしまう。
社長から酷く怒られるがPV数の高いヒット記事を2,3書けば、示談金を肩代わりしてやると焚きつけられる。
5000万もの大金を自分で支払うことは難しく、背に腹は代えられないナヨンは仕方なく目立つ記事を書くことにする。
ある日、オクス駅地下の既に使われなくなっている廃駅にテホという男性が入り込み、線路上で回送電車に轢かれて死亡するという事件が起きる。
ナヨンは駅で働く友人ウウォンと共に、この自殺に見える人身事故を記事にしようと調査を開始するのだが、そこにはあまりにも恐ろしい真実が隠されていた。
オクス駅お化け感想
まず正直な意見として個人的には非常に楽しめました。
おもしろい部類には入る作品。
謎の怪奇現象、駅の過去、呪い、真実。
ストーリー展開がしっかりしてるし謎が徐々に明らかになっていく過程も良い。
ホラーではあるんですけどミステリー要素が強め。
まあ観た方はお分かりかとおもうんですが、かなりリングに似ていますw
貞子はでていませんが、途中から貞子出てこないかなって期待しちゃうくらいリングでしたね。
ただ終わり方がちょっと強引かなぁ。
自分なら…いやそれはしないかなって。
もう少しその行動に説得力が欲しかった。
そこに関して詳しくは次回の考察記事で。
それから肝心のホラーシーンですがジャンプスケアがちょっとくどい。
くどいというかおどかし方が白目ぎょぎょーんって感じなんでそう感じてしまいました。
まあそれなりにびっくりするんですが、予想通りにでてくるんで。
どちらかというと真相が明らかになった時の方がゾクッとしましたね。
背景にある恐ろしさ、悲しさ、理不尽さなど、想像すると深い沼に落ちていくような恐怖を感じました。
まとめ
オクス駅お化けは既視感ある展開、ジャンプスケアの多さもありますが予想外の展開もあり、クライマックスは韓国らしく復讐で終わってスカッとするのも良かったです。
80分ちょいなんでサクッと観れるし、その中でも濃密な展開をみせるんでオススメできるくらいに見応えあっておもしろかったです。
この記事読んで気になった人はぜひご覧になってみてください。
次回は考察になります。
変死した遺体の腕や身体に残っている爪痕の傷、4桁の番号、児童養護施設、井戸、子供、そしてオクス駅の過去。
そしてこの映画の元ネタとなった日本の戦後にあったとある事件。
このあたりを解説していきますのでお楽しみに!