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ホラー

【実は最悪のバッドエンドだった?】オクス駅お化け徹底解説&考察

としひろ
としひろ
どもこんにちは!としひろです。

今回はオクス駅お化けを完全ネタバレありで徹底解説していきます!
オクス駅お化けがもっとおもしろく観れるようにしていきますよ。

まだ本編観てない方はネタバレありということを読んでもらえたら嬉しいです。

オクス駅お化けはどんな話?

まずオクス駅お化けがどんな話だったかザっと簡単に振り返ってみましょう。

主人公ナヨンは取材ミスで5000万円相当の示談金を支払うことになります。
しかし高額すぎるため、自腹を切ることは不可能。
社長がヒット記事を2、3個書いたら会社で払ってやると言われて、しかたなくヒット記事を書くことに、

ネタを探していたところ駅で働いている友人ウウォンが駅であった怪死事件を教えてくれます。
それはオクス駅の奥にある、既に駅として使われなくなった廃駅に男が入り込み回送電車に轢かれて死んだというもの。

この事件を調査していくうちにナヨンとウウォンはオクス駅の過去を知ることになります。
それはオクス駅ができる前、そこには児童養護施設があり、その子供たちが生き埋めにされたという悲しく恐ろしい事件が隠蔽されていました。
オクス駅で続けて起きる怪死事件はこの子供たちの凄まじい怨念によるものだったんです。

そしてこの事を知ったナヨンとウウォンは呪いを受け取り憑かれることになります。
呪いを解除する唯一の方法は誰かに移すこと。
ナヨンはとある人物に呪いを移すため大胆な行動を起こす。

子供たちの正体

廃駅にいた子供、そして取り憑く子供たちはオクス駅ができる前、その場所にあったオクス児童養護施設にいた子供たち。

児童養護施設の裏の顔

オクス児童養護施設は臓器売買を目的とした施設であり、経営者の利益のために存在していたと考えられます。
オクス駅開発のために児童養護施設を手放さなくてはならなくなった男は情報隠蔽のため、子供たちを生き埋めにしました。
テホとテヒだけ助かった理由は不明ですが、養子にすることでなにかしらのメリットがあったのだと考えられます。

子供たちはなぜ番号で呼ばれていた?

子供たちの名前代わりの番号は、施設の経営者へ臓器売買のお金が入金された日を表しています。

テホとテヒ、そして父

テホ

テホはオクス駅奥の廃駅に入り込み、電車にひかれて死んでしまった男性です。
テホにはテヒという妹がおり、2人とも幼少の頃の記憶をなくしています。
彼らはオクス駅ができる以前にその場所にあったオクス児童養護施設で暮らしていて、施設がなくなる際に経営していた男に養子として迎えられました。
時がたち、テホは幼少の頃の記憶を取り戻し、オクス駅の奥で児童養護施設の子供たちの骨をみつけましたが、子供たちの呪いを受けてしまいました。

テヒ

映画冒頭で駅のホームでフラフラしていた女性。
彼女は電車事故で無くなった男性テホの妹で、精神を病んでいたため精神科に通っています。
言動が不安定で感情の起伏がやや激しいです。
兄テホと同じく井戸の夢を見ていて、自分の過去を思い出せないでいます。
テホの遺品を整理していくなかで過去を思い出していきますが、そのためにヨムに呪いを移されてしまいます。

オクス駅最初の自殺者

オクス駅最初の自殺者は男性であり、ヨムが10歳の時に父親と共に洗浄しました。
この男性はテホとテヒの父親、つまり児童養護施設の経営者であり、子供らの呪いを受けて自殺したものと思われます。

湯灌師のヨム

ヨムは湯灌師で遺体を清める仕事をしている男です。
彼の父親は有名な霊能力者だったようですが、ヨム自身には霊能力がないためその仕事を引き継げず、湯灌師になっていました。
テホの遺体を集めている際に養護施設の子供の霊と出会い、呪いを受けました。
ヨムはナヨンに遺体についた傷跡の写真を撮らせ、この真実を世に広めてほしいと話します。
この目的はオクス児童養護施設の存在、そこで起きた真実を広めることで、自分に取り憑いた霊を他人に移すようにするためだったと考えられます。

夢にでてきた井戸

テヒの夢にでてきた井戸は養護施設の敷地内にあった井戸です。
避難訓練と称して子供たちはここに入れられていました。
テホとテヒはなにかの理由で引き上げられ、男の養子になりましたが、他の子供たちはそのまま生き埋めにされました。
この残酷で恐ろしい体験はテヒに記憶障害を起こさせました。
※これを解離性権謀と言います。

なぜ遺体の全身に爪痕があった?

駅ができて30年、不審死を遂げたほとんどの人の全身には爪でえぐられたような傷跡がありました。
この爪痕は怨霊となった子供たちがつけたものです。

子供たちが番号を呼んで欲しい理由

子供たちは井戸の底におろされ、その際にこれから起こること、つまり死ぬことを理解していました。
しかし名前(番号)を呼ばれれば助かることも分かっており、名前を呼ばれた他の子供を助かりたい一心で深い爪痕がつくくらいつかみ、上に言ったら自分の名前も呼ぶようにお願いしてほしいと切にお願いしていました。

呪いが伝染する条件と順番

1:オクス児童養護施設の存在を知っている
2:子供の名前となっている番号を読む・呼ぶ(取り憑かれる)
3:呪いを移す場合、対象はある程度近い距離でなくてはならない
4:その際、移してやる・殺してやる、という強い意志が必要

モ社長の正体

webニュース会社のモ社長は出世欲の強い女性です。
過去にオクス児童養護施設の真相を暴き、記事にしようとしましたが誰かからの圧力で止められてしまいました。
しかしその代わりに出世を約束され、社長にまでなったと考えられます。
ナヨンがオクス駅の真相に近づいた際にはそれ以上踏み込むなと言わんばかりに他の記事を書けと強い口調で言っています。
これはモ社長が自身の過去について知られることを嫌がっていたためにこのように言っていたと考えられます。

オクス駅お化けの元ネタ

戦後の日本で起きた寿産院事件。

考察:実は最悪の結末だった?

ここから考察です。

作中、ナヨンとウウォンは子供らの骨を発見し、彼らを井戸から解放することに成功しました。
しかし呪いはなくならず、ヨムからテヒ、ウウォンからナヨン、ナヨンから社長へと移ることになりました。
なぜ呪いはなくならなかったのか。
それは子供たちの恨みが強すぎたからです。
恨みは初め、その相手に向かいますが、それでは助からない、救われないとわかるとその恨みは世の中全てに向かうと湯灌師のヨムは言っていました。

子供たちを解放する、供養するくらいではこの恨みは晴れないんです。
それほどに子供たちの恨みは強く深い。

さて、オクス児童養護施設の子供たちは自分たちの積年の恨みが晴れるまで呪い続けるわけですが、映画のその後を考えてみます。

作中ではナヨンがモ社長に呪いを移して終わり、なんとなくハッピーエンド的な感じで終わりました。
しかしこの呪いは根本的に解決されていません。
むしろ状況は最悪なものになりました。
ナヨンの記事によって何十万、何百万の人たちが施設と子供たちの真実を知ったことで、多くの人が呪いを移される土台ができてしまったわけです。

つまり呪いのなすりつけ合いという地獄がここから始まると考えられます。

まとめ

というわけでオクス駅お化けの解説と考察でした。
子供たちの呪いが晴れない限り、呪いを人に移し合うという地獄が終わることはありません。
なかなかエグイラストでしたね。

呪いの拡散というのもリングシリーズにそっくりで、もしかしたらこれ続編あったりするのかも?
話は広げられそうですしね。
でもそうなるとホラーというよりサスペンス?
どうやって番号を言わせるかがメインとなりそうで、ジャンルが変わっちゃいそうですw

前回の記事でも書きましたが、オクス駅お化けはめっちゃくちゃおもしろいってわけじゃないけど、日本のホラーテイストがふんだんに盛り込まれているし、それなりに楽しめるかと思います。(個人の感想です)
アジアのホラーお探しなら一見の価値はあるかと。

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