こんにちは!としひろです。
今回はネトフリ期待の新作オリジナルアニメ映画「バブル」の感想です。
映像も音楽も綺麗だしストーリーも起承転結がきちんとしていて観やすい映画でした。
現代版人魚姫というところでしょうか。
ポイントは3つ。
1:パルクールアクションがかっこいい!
2:小畑健の絵が綺麗すぎてドキッ!
3:クライマックスにドキドキ!!
オフィシャルトレーラー
あらすじ
5年前、世界中に泡が降った。
泡は科学者たちが研究をしても正体がわからず、世界に混乱をもたらした。
その後、東京中心部で大爆発が起こる。
東京は巨大な泡のドームで包まれ、世界各地で泡が降り止んだ後も降泡現象は続いた。
やがて東京から人はいなくなり居住禁止区域となった。
いつしか少年たちが集まるようになり退去命令を無視し、廃墟となった建物を使った危険なゲーム(バトルクール)に興じるようになった。
ヒビキは爆発に巻き込まれた1人の少年。
バトルクールチーム、ブルーレイズのエースである彼は泡を自在に使う危険なプレイスタイルで注目を集めていた。
ある日、危険なプレイにより重力が歪む海へ落下してしまう。
出ようとしても出れないほどの強い流れによりヒビキはやがて沈んだ電車内で気を失ってしまう。
そこへ突如、少女が現れヒビキを救い出す。
少女は名前がなくヒビキにウタと名付けられる。
ウタとヒビキのふたりにだけ聞こえる音があった。
爆発中心部であるタワーから聞こえてくるその音はいったいなんなのか?
二人の出会いは世界の真実に急速に向かっていく。
重要登場人物紹介
ヒビキ
主人公。
自閉症?で聴覚過敏がかなり強い。
基本的に防音具をつけている。
ウタ
ヒビキの前に現れた謎の美少女。
ヒビキと同じレベルのパルクールができてしまう。
かわいい。あとかわいい。
マコト
降泡現象の研究者であり東京にいる少年たちを見守るお姉さん的存在。
おぱいでかい。
感想
ストーリーは薄め
制作陣も言っていますが人魚姫がモチーフであり、泡が人間に恋をしたというのがベースとなっています。
なので人魚姫の結末を知っている人ならこの映画の結末も予想できます。
物語の設定はとりあえずヒビキとウタの二人に合わせて取って付けたような印象。
ふたりのための舞台であり他の登場人物はさほど重要ではありません。
まあ2時間未満の映画ですからそこまで深堀りも出来ないのかもしれませんが、正直もう少しストーリーを深くしてもいいんじゃないかなと。
逆に言えばあまり深く考えずに観れるのでそういう映画を好む人には向いているかもしれません。
パルクールアクションが凄い
むしろストーリーをどうこう描くよりもパルクールの普及活動なの?ってくらいパルクールシーンには力が入りまくっています。
映画全体を通してパルクールシーンが非常に多いですし、緊張感も臨場感もあるのでここは楽しめます。
小畑健の絵がたまらない
これ見てくださいよ。
めちゃくちゃかわいくないですか?
あ、違った。違くないけど。
めちゃくちゃ綺麗じゃないですか?
このタッチがちょこちょこでてくるんですけど制作費用のほとんどを作画とアクションシーンにつめこんでんじゃないの?ってくらい極上美麗。
棒読み演技にがっかり
主人公ヒビキがトッキュージャーでウタはシンガーソングライター。
なんでメインのこの2人を抜擢したんだろう。
声優としての演技力がない2人なのでむしろこの2人のためにキャラを作ったんじゃないかと勘ぐってしまう。
長いセリフがなくボソボソと喋る主人公だし、ウタもほとんど喋らないし。
棒読み連発で興ざめ(汗)
うまいとは言えないけどマコト役の広瀬アリスは悪くない感じ。
とはいえクライマックスは良かった
最後はタワーに行ってしまったウタを助けに行くためにブルーブレイズが、そして伝説の男シンさんが躍動します。
お決まりパターンなんですがこういう熱い展開は嫌いじゃないんですよね。
タワーでのパルクールは本当にドキドキさせられるアクションでここは正直素晴らしかった。
人魚姫がモチーフなので結末も予想通りだったけどやはりちょっとホロリと…はこなかったですけど、まあ悪くない終わり方でした。
まとめ
すっごいおもしろいわけではないんですけど、音楽と迫力あるパルクールの描写、そして小畑健原画の超絶綺麗ないくつかのシーン。
これらは純粋に楽しめる部分ですし、観て損はないのであまり中身のない単純なストーリーが嫌いじゃないならオススメです。
個人的には小畑健の絵がでるたびにドキドキしちゃいましたね。
5つ星中3つ星ってところでしょうか。
作品情報
監督
荒木哲郎
脚本
虚淵玄(ニトロプラス)
大樹連司(ニトロプラス)
佐藤直子
キャラクターデザイン原案
小畑健
キャスト
ヒビキ:志尊淳
ウタ:りりあ。
マコト:広瀬アリス
シン:宮野真守
カイ:梶裕貴
ウサギ:千本木彩花
電気ニンジャ・リーダー:畠中祐
アンダーテイカー・リーダー:井上麻里奈
関東マッドロブスター・リーダー:三木眞一郎
音楽
澤野弘之
キャラクターデザイン
総作画監督
門脇聡
メインアニメーター
浅野恭司
千葉崇明
助監督
高橋謙仁
片桐崇
美術監督
吉原俊一郎
撮影監督
山田和弘
CG監督
廣住茂徳
音響監督
三間雅文
製作
古澤佳寛
和田丈嗣
企画・プロデュース
川村元気
プロデューサー
加瀬未来
中武哲也
アニメーションプロデューサー
山中一樹
林加都恵
音楽プロデューサー
成川沙世子
制作
WIT STUDIO
配給
ワーナー・ブラザース映画
製作
「バブル」製作委員会(STORY、WIT STUDIO、ワーナー・ブラザース映画、ニトロプラス、ローソンエンタテインメント、ストレートエッジ