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ホラー

【映画紹介】宇宙の果てを目指した宇宙船イベントホライゾン号の恐怖とは

としひろ
としひろ
どもこんにちは!としひろです。

みなさんは宇宙についてどう思い、感じますか?
深海と同じくまだまだ解明されていないことも多いし、宇宙人の存在や地球と同じような星があるのかなどワクワクドキドキ、ロマンを感じる人もきっと多いと思います。
また、宇宙っていまだに広がり続けてるなんていう話もあります。
さらには宇宙は1つではなくてマルチバース(多元宇宙)といっていくつもあるのではないかなんて話も。

まあとにかく宇宙というのは神秘の塊なんですよ。

で、今回はそんな神秘の塊である宇宙の最果てを目指した宇宙船イベントホライゾン号内でクルーたちが恐怖に襲われるSFホラー「イベントホライゾン」をご紹介します。

前置きとしてはちょっと長くなっちゃうんですけど、この映画って実は僕にとって思い入れのある映画なんです。
なにかっていうと、高校生の時に劇場に観に行った初めてのホラー映画だったんです!

周りはタイタニックで大騒ぎしてたように記憶してるんですが僕はそもそもラブロマンス好きじゃないんでタイタニックは鼻から興味なかったんです。
ディカプリオは好きですけどね。
で、そんなところにイベントホライゾン。
当時なにでこの映画を知ったのかもう忘れちゃいましたけど、宇宙の果てに行った宇宙船という設定だけでごはん3杯はいける!っていう感じの年頃です。
まあ今も変わらず宇宙とか深海とか好きなんですが、ともかくイベントホライゾンという映画は高校生の自分の琴線に触れまくりだったんです。

で、観に行ってみたらやっぱりおもしろかった。
あとでまた話しますけどコアのデザインとか漫画チックで最高だし、クライマックスも当時の自分にとってはまさか!?って感じでした。

この映画B級ホラーと言われていますが個人的にはめちゃくちゃおもしろいし、俳優陣も豪華なんでB級とは呼べないと思っています。
おすすめの映画です。

 

作品情報

監督 ポール・W・S・アンダーソン(ダメな方のアンダーソン)

出演者
サム・ニール
ローレンス・フィッシュバーン
ジョエリー・リチャードソン

配給 パラマウント映画
公開 1997年8月15日
日本 1997年11月15日
上映時間 95分

アンダーソン監督は映画のバイオシリーズとかエイリアンVSプレデターとかモンハンの映画も監督しています。
僕はあんまりこの監督の作品観てないですけどエイリアンVSプレデターは良い意味でバカっぽくて好きです。

主演のサム・ニールは超有名ですよね。
ジュラシックパークのグラント博士役です。
あの優しいお顔の博士が今作ではどえらいことになってしまいます。

準主役のローレンス・フィッシュバーンも同じく超有名俳優ですね。
マトリックスのモーフィアスと言えばピンとくる人が多いのではないでしょうか。
モーフィアスはとても知的な印象を持つキャラクターですが、今作でもミラー船長という知的で決断力のあるキャラクターを演じています。

その他の出演者も実力者ばかりで以前にここで紹介したホラー映画MAMAと同じくらい豪華な制作陣で作ってる映画なんです。

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イベントホライゾンあらすじ

2047年。
地球から7年ほど前に飛び立ち、消息を絶った宇宙船「イベント・ホライゾン」が突如、海王星付近で発見されたところから始まります。
この宇宙船は意図的にワームホールを作り出すことできる重力駆動装置「コア」が搭載された人類初の深宇宙探査船だったんです。
異次元を経由する、簡単に言えばワープです、この新技術を使用したところ、どっかに消えてしまっていたんです。
どこに行ってしまったのかは全く不明で捜索もできなかったんですね。
それが7年経っていきなり現れました。
政府は「ルイス&クラーク」という救助船を派遣し、宇宙船「イベント・ホライゾン」を調査することにします。
救助隊には「イベント・ホライゾン」の設計者であるウェアー博士も同行し、救助隊と共に乗り込みます。
船内は荒廃しており、クルーは行方不明。
見つかったクルーは既に惨死していました。
乗組員たちは調査していく中で徐々にこの船で何か恐ろしいことが起こっていたことを知ります。
さらに次々と幻覚に襲われ、クルーは正気を失っていきます。
恐怖の船と化したイベントホライゾン号からミラー船長たちは無事に脱出できるのか?

地球から遠い、太陽系の果てで発生する心理的ホラーと、未知の力に対する恐怖を描いており、独特の緊張感と恐怖感が特徴です。

見どころ

興味深い独自の設定

イベント・ホライゾンの最大の魅力はその独特な設定にあります。
イベント・ホライゾン号は光速を超えるために異次元を通過する新技術を搭載しています。
いわゆるワープなんですが、ワープ自体はアニメとか漫画、スターウォーズなんかでも普通にありますよね。
でもこの映画ではワープをしたことによって科学的には説明できない未知の領域、異次元なのか宇宙の果てだったのかは不明ですが、人が触れてはいけないところに触れてしまったらそこには筆舌しがたい恐怖があったという話なんです。

簡単に言ってしまえば宇宙の果ては神様がいるわけでもなく、天国があったわけでもなく、ただ地獄があったというのが特徴的と言えます。

また、おもしろいのがその根幹、イベントホライゾンが行ってしまった地獄がちゃんと説明されていないということ。
未知の領域を勝手に設定づけて描いてしまったらそれはもうアメコミとかの世界になるし、この映画でそれされたら興ざめです。
だからそこは恐怖しかない地獄だったという言葉のみにとどめているのは僕の中でめちゃくちゃポイント高いんです。

で、この映画は地獄を解明しようという話ではなくて、このイベントホライゾン号から脱出しなくてはいけないという実はシンプルな作品なんです。
地獄の窯の底から脱出するみたいな、とっても単純な話。

でも化物がいるわけでもないから一体なにがこの船で起きているのか最初はわからない。
みんなが幻覚をみているのは酸素不測のせいなのか、それとも他のなにかが原因なのか。
シンプルな設定の中に絶え間ない緊張感を与える設定が非常におもしろいんです。

緊張感あふれる心理ホラー

『イベント・ホライゾン』ではクルーたちが船内で次々と幻覚に襲われますが、これがこの映画の心理ホラー的な要素の核となっています。
それぞれのキャラクターが抱える過去のトラウマや罪悪感が幻覚として現れ、彼らの精神を蝕んでいくんです。
宇宙なのにエイリアンでもプレデターでもなく怪奇現象に襲われるという謎設定。
なのに案外しっくりくるんです。

ウェアー博士もクルーたちもたびたび過去を思い出して苦しんでいました。
ジャンプスケア的な怖さよりも心理的に追い詰められていく緊張感あふれる恐怖が味わえます。

ビジュアルと特殊効果のインパクト

『イベント・ホライゾン』はそのビジュアルと特殊効果も見逃せないポイントです。
最初に言ったようにコアのデザインはもちろん、イベントホライゾン号のデザインも秀逸。
船内の荒廃した様子とかなぜか壁にべっちょり血肉がこびりついているのも視覚的に非常に強烈です。
クライマックス近くではミッドサマーのブラッドイーグルさながらのグロシーンが素晴らしい。
1997年の作品なんですが古臭さを感じないデザインは素晴らしいの一言ですね。

まとめ

というわけでSFホラーのイベントホライゾンをご紹介してみました。
『イベント・ホライゾン』は心理的恐怖と視覚的なインパクトが融合した作品で、この独特な世界観が観る者を選ぶかもしれませんが、僕のようにハマる人はハマる、そんな映画です。
B級ホラーとも言われるけどカルト的な人気を誇る良作でもあります。

まだ観たことないよって方はぜひ一度ご自身の目で確かめてみてください。