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サスペンス

【孤狼の血ネタバレ感想】THEヤクザ映画!この映画、凄みがある!

こんにちは!としひろです。

つい先日からアマプラで孤狼の血LEVEL2が配信スタートしましたね。

こ、これは早く観たい!

と思いながらなぜかダークナイトを観てしまった(;・∀・)

やっぱおもしろかった。

いやいや、今回はそこじゃないんです。

そう、孤狼の血です。

まさにTHEヤクザ映画!といった重厚で男臭くてかっこよくて、そして熱い作品でした。

今回は孤狼の血のネタバレ感想です。

注目ポイント!

・わかりやすい凸凹バディ
・役所広司、松坂桃李をはじめとする名優たちの迫真の演技!
・世界よ!これがヤクザ映画だ!

トレーラー

あらすじ

昭和49年に広島県で勃発した、呉原市の暴力団尾谷組と広島市に拠点を置く五十子会による第三次広島戦争は、五十子会幹部の死と尾谷組組長の逮捕という痛み分けに終わった。

血みどろの抗争が勝者無き結末を迎えてから14年が経ち、ヤクザ組織が群雄割拠する昭和は終わろうとしていたが、呉原市では尾谷組の残党に対し、五十子会の下部組織の加古村組が抗争を仕掛け、新たな火種が燻り始めていた。

昭和63年(1988年)8月、呉原東署のマル暴刑事大上のもとに、県警本部から新米刑事の日岡が部下として配属された。大上と日岡は、加古村組のフロント企業の呉原金融に勤める上早稲という男が行方不明になっていると相談を受け、捜査を開始する。

捜査を初めて早々に加古村組組員・苗代と接触した日岡は、大上から「因縁つけてこい」と命令されて苗代に喧嘩を売り、半殺しにされる。割って入った大上が懲役をチラつかせながら上早稲の居所を尋ねるが、苗代は頑なに口を割ろうとしない。

その態度から上早稲は既に殺害されていると推測する。

後日大上は広島仁正会系列の街宣右翼・瀧井からの情報により、上早稲が苗代ら加古村組に拉致される瞬間を捉えたビデオテープを入手する。

日岡は、窃盗、侵入、放火などの犯罪行為をもって捜査を行い、その上尾谷組から賄賂まで受け取るというヤクザ顔負けの手段を取る大上に反発するが、不本意ながらも大上の違法捜査に手を貸していることに葛藤を覚える。

警察官としての正義と大上流の正義の間で複雑な感情を抱く日岡は、苗代から暴行を受けた傷を手当てしてくれた薬局の桃子と親しくなる。

そんなある日、尾谷組のシマであるクラブ梨子に挑発に来ていた加古村組の吉田が梨子のママにセクハラをしたことが許せなかった柳田タカシは、短刀を持って吉田を襲うが逆に返り討ちにされ、吉田に拳銃で撃たれ死亡する。

激怒した尾谷組の若頭一ノ瀬は加古村への報復を始めるが、大上はヤクザ同士の間に入り、落としどころをみつけ均衡を保とうと奔走する。

しかし、事情を知らない日岡は報復に乗り出した尾谷組の若い衆を逮捕してしまう。

一ノ瀬は全面戦争を決意するも、大上は3日の猶予を申し出、呉原金融の上早稲の首(遺体)を見つけ、加古村組を挙げることを誓う。

大上の違法捜査の証拠と尾谷組との関係を記録した日岡は、上層部に大上の不正を訴える。

日岡は県警本部から大上の内偵のために配属されたスパイであり、上司の監察官嵯峨に大上の早期逮捕を訴える。

しかし嵯峨は内偵を続行するよう命じ、ヤクザとの関係を綴った「大上の日記」を見つけるように言う。

日岡は大上と行動を共にするうちに、14年前の抗争で五十子会幹部の金村が殺害された事と、その死に大上が関与している疑惑を持つ。

「孤狼の血」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A4%E7%8B%BC%E3%81%AE%E8%A1%80_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

最終更新日時:2022年3月12日 18時53分(日本時間)
アクセス日時:2022年3月21日 7時4分(日本時間)

感想

いやー、これはおもしろかった!

重厚なストーリー、素晴らしい俳優陣、クライマックスに終わり方まで素晴らしい映画でした。

一般的にヤクザ映画といえばアウトレイジを思い出す人が多いと思います。

あれもかなりおもしろいですがそこかしこに北野武ならではのコメディ感がでていて、怖さもあるんだけど笑っちゃうような、そんなヤクザ映画ですが、孤狼の血はどシリアスで作品から血生臭ささがぐわーっと漂ってくるようなそんな映画でした。

観終わった後に語尾に「バカ野郎」とついつい言ってしまいたくなるアウトレイジもとても好きな作品なんですが、こちらはまた別のベクトルでスカッとした気持ちよさも感じられました。

凸凹バディという王道設定

役所広司演じる大上が松坂桃李演じる日岡をしっかり教育していくような設定は昔からのお決まりパターンですね。

だが嫌いじゃない。むしろもっとやれ!

大上は暴走機関車のように制御の効かない刑事。

日岡も最初は困惑しっぱなし。

だけど大上の刑事としての根っこにあるもの、信念に日岡は徐々に影響されていき、最後はその魂を受け継いでいきます。

わかりやすいストーリーなんですが監督の技量なんでしょうか。

心に響くんですよねぇ。

ラストのノートのくだりなんかはちょっと泣けます。

超豪華キャスト

役所広司、松坂桃李を始めとしてこれでもかってくらい超有名俳優たちがキャスティングされています。

アウトレイジやVシネでみるメンツも揃ってますが個人的に一番驚いたのは竹野内豊。

出番としてはあんまりないんですが、あの優しい顔の竹野内豊がヤクザ役とはびっくり。

しかも結構合ってる!!

逆に江口洋介は正直ヤクザっぽくはないなぁと思ったり。

あんちゃんのイメージがどうしても僕の中であるんです(アラフォーおじさんなんで)

リアルな舞台設定だけど安心のフィクション

非常にリアルで実話のように思えてしまいますが、孤狼の血はちゃんとフィクションです。

原作は柚月裕子作の長編警察小説。

柚月さんはもともと普通の主婦だったんですが小説家になるための講義を受けてから小説を書き始めたそうです。

主婦が書いたとは思えないような凄い血生臭さが凄い…。

まとめ

もうずっとそうなのかもしれませんがテレビで宣伝される映画っていうのはそのときイチオシの俳優とちょっとかわいいタレント?だったり女優がでているラブコメ系ばかり。

そんなのばかりだから日本映画は…って言われるのだと思います。

でもこういうガチッとビシッとした素晴らしい作品を観るとやっぱり日本には素晴らしい作品がまだまだあるんだと、もっと作れるんだと感じさせられます。

邦画がへたくそなラブコメばかり、カメラも演出も洋画と比べたらレベル低いと感じている人はぜひ孤狼の血を観てほしい。

派手な大爆発とか寒いアメリカンジョークのないシリアスで渋い、そして心が痺れるようなおもしろい作品ですよ!

Netflixでは孤狼の血を観れます。

アマプラでは孤狼の血と続編LEVEL2が観れます。

ネトフリ、アマプラ加入済みならすぐに観よう!

作品情報

作品名
 孤狼の血

監督
 白石和彌

脚本
 池上純哉

原作
 柚月裕子
『孤狼の血』

製作
 天野和人

ナレーター
 二又一成

キャスト
 役所広司
 松坂桃李
 真木よう子
 音尾琢真
 駿河太郎
 中村倫也
 阿部純子
 野中隆光
 中村獅童
 竹野内豊
 嶋田久作
 勝矢
 さいねい龍二
 MEGUMI
 伊吹吾郎
 滝藤賢一
 矢島健一
 田口トモロヲ
 ピエール瀧
 石橋蓮司
 江口洋介

音楽
 安川午朗

撮影
 灰原隆裕

編集
 加藤ひとみ

制作会社
 東映東京撮影所

製作会社
 「孤狼の血」製作委員会

配給
 東映

上映時間
 125分