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ホラー

【あびる優主演】富江VS富江が衝撃的過ぎた件

としひろ
としひろ
どもこんにちは!としひろです。

今回は伊藤潤二原作の富江の映画版の一つ、富江VS富江をご紹介します。
富江シリーズは結構映画になっているんですが、とりあえず今回はアマプラで見放題作品になっていた富江VS富江にしました。

世界でも大人気な伊藤潤二とは

伊藤潤二は保育園児の頃から怪奇漫画に熱中し、楳図かずおや古賀新一の作品に影響を受けたとされています。
1986年に「富江」で楳図かずお賞を受賞し、漫画家としてデビューしました。
作品は劇画調のタッチで知られ、グロテスクな描写と突飛な設定、そしてしばしばギャグやパロディが織り交ぜられた内容が特徴です。
ホラーとギャグは紙一重なんてよく言われていますね。
この独特なスタイルが、国内外で多くのファンを獲得しています。

富江とは

とても美しい少女だが人ならざる者、しかし幽霊ではありません。
分裂、再生をする化物・怪物と呼べる存在。
富江に出会った男たちはみな彼女の美しさに狂わされてしまいます。

富江シリーズはそれぞれのエピソードで独立した話になっていますが、富江が主人公ではなく、関わった人が狂ってしまったり、周りが狂わされた結果、主人公が悲惨な目に遭う様子が描かれています。

富江の特徴

富江の特徴を個人的な解釈で解説します。

・バラバラにさせたくなる
富江に少しでも深くかかわった男は富江を強く愛するようになるのですが、ある日突然富江を殺したくなります。
そして富江の体をバラバラに解体したがります。

・不死の存在
富江は殺されても再生します。
首を切断しても体の中から新しい頭がでてくることもあるし、切断された指から元の人間の姿になることもあります。
あるエピソードでは学校の先生が数十個にバラバラにして、クラスメイトにそれぞれ持ち帰らせたが、全て富江として再生したなんていうのもありました。
再生した富江は記憶を引き継いでいることもあります。

・子供から老人まで魅了する魅力
富江は圧倒的な美しさを持ち、子供でも老人でもその魅力で虜にします。が、その美しさは周囲の人々を狂気に駆り立て、破滅させます。
多くの男が彼女に惹かれ、その結果、殺人や自殺という悲劇を引き起こしたりします。

・男を小ばかにしてる
エピソードの中には男と恋仲になっているような描写もありますが、基本的には自分以外の人間すべてをバカにしている節があります。
全て自分の思い通りにできると考えていて、男は自分の駒と思ってるような行動も。
お姫様扱いされないと不機嫌になるし、化物呼ばわりされたりすると激怒します。

富江VS富江の原作はどのエピソード?

映画富江VS富江あらすじ

梅原一樹(八戸亮)は精神的に強烈なダメージを受け、カウンセリングに通いながら社会復帰を目指していた。
恋人の尚子(あびる優)を目の前で何者かに殺されたのにも関わらず、一樹には当時の記憶がない。
一樹は社会復帰を目指しマネキン工場で勤め始める。
順調に仕事を覚えていくのだが、ある日、上司から尚子そっくりの女性「冨江」を紹介される。

富江VS富江感想

超がつくほどのB級映画だった

あんまり悪くは言いたくないけど正直クオリティが低すぎました…。
あまりにも低い…。
怖いシーンなんて一つもないし、むしろ爆笑ポイントがいくつもある。

おかしい、富江ってホラーだったんじゃないのか…
いや、伊藤潤二の漫画はホラーとギャグが紙一重で展開されてるから…(ブツブツ)

一番笑ったのが松岡恵望子が演じる黒富江とネット上では呼ばれているもう1人の冨江が、男に向かって早く私を切り離しなさい!!って命令するところ。
首に刃物がザクッと入ったところでぎゃああああって叫ぶんだけど、この表情がおもしろすぎwww
これはさすがに爆笑しましたw

ひとつの作品として演出、脚本がさすがにひどいと言わざるを得ませんでした…。

音響仕事しろ

まずしょっぱな、富江が子供の頃のシーンで怪我をした鳥を石で潰すというシーンがあるんですが、効果音がずれてる!
音ズレは直してくれ…

あびる優含めて演技力が…

メインキャストの演技が酷すぎました…。
棒読みの連続。
演技力が乏しいとここまで酷いものになってしまうのかと驚愕でした。
オーディションの石橋凌、國村隼の演技力と比べたら正直言うと見れた物じゃなかった…。

これは果たして富江なのか?原作厨には受け入れがたいかも

さてさてクオリティが低いのはもう仕方ない。
でも僕が低評価を下している理由はそこじゃないんです。
この作品の富江が富江と呼べる存在じゃないからなんです。

富江は誰かを愛しているように見せて実際には愛なんてもっていない。
自分のために男を利用する女の形をした化物なんです。

この作品の富江は2人いますがあびる優の富江はあまりにも人間らし過ぎました。
どっかの感想記事でキャバ嬢ナンバー1でも決めようとしてんのか?みたいに書かれてましたけど、うまいこと言うなぁと感心しました。
原作の富江の魔力と呼べるような魅力もなく、ただ美しいというだけで男たちが夢中になっているように感じられます。
男が狂う説得力が乏しかった。

唯一良かったラストの演出!なのに…

あびる富江の顔面半分がボロボロになってたところは気持ち悪いし、ここは非常に良かった!
で、一樹の体の中からエイリアンさながらにょきにょき出てきて復活するのも凄い良かった!
この二つは本当に良いと思うんです。
でも最後の最後

なんでキスした!?
そこでキスはいらないでしょうが!(激おこ)

ま、これは僕の勝手な解釈なんであのキスがあるから良いと言う人もいるとは思います。
けど原作の富江ならオホホホホバカな男ねぇとか言いながら去っていくくらいなんじゃないかな。
あのキスシーンのせいでせっかく富江らしくなったのが台無しになってしまったと感じます。

まとめ

というわけでとんでもない衝撃作、富江VS冨江の紹介感想でした。
超B級映画を観たい方は一見の価値ありかも??

次回は他の富江観てみようと思います。